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【第36回全日本選手権大会を終えて】~大会感想④荒俣美月 編~

ラストは4年ぶりの全日本出場の『荒俣美月選手』です!

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まず、応援してくれた皆様・大会関係者の皆様、ありがとうございました。
結果としては、トゥル3位・マッソギ優勝、マッソギにおいては目標としていた世界大会の権利を獲得できました。

私は、昨年の2月ごろに競技復帰し、4年ぶりの全日本出場でした。
そのため、今までとは異なり経験値や実績としても周りよりも少ない状態からスタートしました。
併せて、社会人1年目で選手と仕事の両立がどれだけ大変なことか実感しました。

大会を通じて「技術だけでは勝てない」ことを学びました。
ジュニアのころから私はメンタルがとても弱く、相手を過大評価して委縮してしまうという課題がありました。
その課題が今回も顕著に現れ、とても勿体ないことをしたなと感じました。

試合前に、「こんなに練習したんだから大丈夫だよ!」と声をかけるシーンをよく目にします。
大半の選手はその言葉で安心するでしょう。しかし、私は変わった解釈をしてしまいます。
それは「こんなに練習したからこそ、その力を発揮しないといけない」という気持ちです。

もちろん、練習しないとより不安になりますが、練習したらした分だけ自分に期待をしてしまいます。
特に今回からマッソギの階級を落としたため、減量に付き合ってくれた先生や両親のことを考えるとよりその期待に応えたいと思う気持ちが先行してしまうのです。
甘い事言うなって思いますよね?(笑) 私もそう思います(笑)
しかし、これが私なのです。

この状況を打破するために何をするべきか、正直まだわかりません。
1つ言えるのは、「このままだと勝てない」ということです。


佑翔先生から大地に向けた言葉で「根拠のない自信」について話していましたが、これは私にも当てはまるのかなと読んでいて思いました。
ずっと自信を持ち続けることはダサいけど、時には根拠のない自信って大切です。
私は、練習したからといって必ずしも強くなるわけではないと考えています。
練習の内容を自分に落とし込んだ人が強くなるのです。
なので、練習量で判断するのではなく、どれだけ勝つビジョンが見えているかが大切なのかな?と思いました。

そのため、これから自分に自信を持てるような選手になることが今の目標です!
時間はかかるかと思いますが、温かく見守っていただけますと幸いです。
世界大会が10月にイタリアのイェゾロで行われますので、こちらも応援の程よろしくお願いします🌟

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美月も和真と同じくブランク明けの久しぶりの全日本大会お疲れ様。
また選手として戻ってきてくれてありがとう。

美月はとにかく技術とメンタルのアンバランス感が目立ちます。
何をそこまで怖がるのか、何がそこまで不安にさせるのか私には理解できませんが、極度に負ける事を怖がっているんだろうなと感じます。
練習中から負けてしまう事を考えて練習しているので練習中も負ける事考えて練習して何かに繋がるの?と何度か言った記憶があります。
ブランク明け1年も経たずの全日本なんだからみんなより劣るのは当たり前。
そこは現実として受け入れてこれからの事を考えられると良いかもね。

これから競技生活、そして指導者となるのであえて厳しい言葉をかけると勝ち負けだけにこだわって競技をするなら向いていないかもしれません。
生徒にもそれを無意識に強要してしまうかもしれないから。
それよりもまずは1日1日の成長を実感して自分自身が上達する事を優先に考えてやれるようになればきっとその点も変わるはず。
そしてそれが巡りめぐって自身の結果として表れる。

この美月の感想を見ている人はおそらく「勝つビジョンを美月先生は見れていたのか?」と思う人も居ると思います。
自分で吐いた言葉が自分を苦しめないよう技術ももちろんメンタルトレーニングが最優先事項かなと思いました。

が、約1年間ずっと減量期間で辛かった事もたくさんあると思うので今はケアでゆっくりしてももう7ヶ月後にはイタリアで行われる世界大会が開催されます。
もう始動している代表内定選手も居るので遅れを取らないよう今回以上の成長度で世界大会へ臨んで欲しいと思っています。

これからは時間もたくさん取れるようになるのであとは自分の過ごし方次第だよ。

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